木村匡也(きょうやブログ)ThePowerOfVoices

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【光陰】3月31日はめちゃイケが終わった日だった【矢の如し】

あ、そういえば!

3月31日はめちゃイケが終わった日だった。

 

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      ソレな!

めちゃイケという番組がテレビ界にありました。←1年前に終わったのでまだ覚えている方も多いでしょう。誰かメンバーが「めちゃイケ終了から1年だな〜!」なんてコメントをしてるのでしょうか?寡聞にして知りませんが。

今ちょうど、あと数時間で新元号が発表される(3月31日夜)という時間にこれを書いていますが、あの頃まさか「平成」が終わってしまうなんて夢にも思いませんでしたね。いやー感慨深いです。

 

あれから1年。1年はあっという間だが、この1年は非常い濃密な1年だったので、なんだかもう5年くらい過ぎたような気がしてます。

 

その後めちゃイケの打ち上げとかあったんでしょ?

 

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とよく聞かれますが、正式な打ち上げはまだやってません(笑)でもそんなところがとてもめちゃイケ(ウチ)らしいと思いますけど。最後の収録のあとその場にいたメンバーとかスタッフが飲みに行ったというのはあったんですが正式にはないです。

 

お互いに連絡とったりしてるんですか?

 

してないです、全然(笑)あははは。僕は偶然めちゃイケ終了後に片岡監督をはじめ数人のコアなスタッフと会うことがありましたが、どうなんだろう?他のメンバーやスタッフは?たぶん無いと思います(笑)でも絶対に心は繋がっているので全然問題ないです。

 

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めちゃイケの何を思い出します?

 

土曜日の朝にスタジオ行って、ダッシュでナレーションを録音するんですけど、、、あら?ちょっとその意味分かんないですけどみたいな感じですか?エヘヘへ。

 

いいですか?

 

もう一回言いますが、土曜日の放送なのに土曜日の午前中に(時にはお昼頃)スタジオ行ってナレーションを録音するんです。これはもう作業的にはギリギリのギリチョんなんですよ!!!ものすごいタイトなスケジュールで録っていたんですよ。

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ですから、私の一番の任務:最大のプライオリティは

一発でOKテイクを作ること!

だったんです。

 

時間は無い。もうめちゃくちゃに無い。でも一刻でも早く仕上げて次の作業に時間を作ってあげる!だが、絶対にナレーションのクオリティは落としてはならない。 

 

 

とにかく早く、上手く、キレイに、仕上げることが至上命令でした。もちろん誰もそんな命令はしてませんでしたけど(笑)、そうしないとめちゃイケの画像に釣り合わないんです。

 

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緊張されたんですよね?

 

もうキレそうなくらいビンビンなテンションですよ。当時のインタビューで自分のことをこう表現してましたが、「魚河岸の若いモンみたいにギンギンにテンションMAX」で、とね。そんな感じで気を張ってバシバシっとナレーション録ってましたね。

 

 

なぜそんなに根つめてやり込んだんですか?

 

 

めちゃイケの編集って、おそらくプロのテレビマンの人なら見てわかると思いますが、もう、めちゃめちゃ細かくてキレイに作ってあるんです。気の遠くなるような時間を編集に費やしている映像です。だから適当なナレーションを入れる訳にはイカンのです。そんな手抜きなんかしたらまず申し訳ない。もう”バチーン”と弾かれるような、そんなクオリティだったんです。

 

だから自発的に手を抜かない。出せるもの全部だす。最高の出力で出す。そんないっぱいいっぱいな現場でした。

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ディレクターもオペレーター(編集マン)もミキサーもナレーターも音響効果も、全員が、もう参加してる全員が

 

持てるベストを出した筈です。

 

じゃないと弾き飛ばされる、そんな緊張感ある番組でした。

だから終わったあとのぐったり感は最高でしたね。そんな中で鍛えてもらっていたんですね。ナレーション収録終わってウチ帰って飲む酒は美味かったです。

 

 

 

あ、TVバカ一代だと思いましたね!

 

そういえば、めちゃイケのナレーション録りが終わって、アドレナリン爆発してて、あまりに気分がアゲアゲになってるので「帰りたくない!」っていうモードになることがよくあったんですよ。

 

そんなときあの片岡飛鳥さんって方は優しい方で「いくらでもいてもらって構いません!どうぞ」と言う人なんですよ。帰らなくても全然大丈夫だったんです。もう気分がカーッと燃えたままなんでみんなと一緒に居たかったんです。あははは

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で、テープがフジテレビに搬入されて、無事放送されるのをなんどもスタッフと一緒に見ました。出前取ってもらってメシを食いながら、リアルタイムで放送されているめちゃイケを見るわけなんですよ。このメシがことの外うまかったですね〜みんなでさっきまで作っていためちゃイケ見ながら。

 

でその後ですよ。心底ビビったのは。

メシ食って、私は帰るけど、

スタッフはそこから会議してましたから!

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マジでTVバカ一代だと思いましたね!

 

今ちょうど徹夜で編集してナレ録りやって、オンエアをやり終えたのばかりです。で、終わった瞬間から、ハイ、会議やろうーぜ!次回はめちゃイケは、、、ってもうスイッチ切り替えて「休みなし」で次のめちゃイケを作り始めるんです。バカでしょう?

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もう完全に「テレビバカ一代」でしょう!?

 

ちなみにこれ↑↑ 空手バカ一代 ↑↑のパロディですので、知らない人はググってください。

 

めちゃイケ終わって何が懐かしい?って。

 

それはあの頃の俺たちはー(数取団風)

アドレナリンが出すぎて、ビンビンだった土曜日の午後。あのテンションが懐かしい です。

 

魚河岸で暴れていた一心太助みたいな野郎が、火事場のバカヂカラ出す場所がなくなってボケーっとしてる感じですかね、今は。

 

でも本当に懐かしいです。

一年かぁ〜ふぅー

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以下は、ちょうど1年前にインタビューに答えた記事です。

内容は、このブログとはあまり被ってませんので、二度手間にはならないかと。どうぞお読みになってください 

 

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