ある日突然イケボになる
自分の経験からこれは断言できる。
発声練習・読みのお稽古を続けていると、声はある日突然「美声」になる。誰が聞いても「おお、プロの声だ」という声になる!
その時気づいてびっくりするだろう。
子供の頃にやっていた声色モノマネ、学校の先生、友達の声マネ、好きな歌手・DJのモノマネが、全部一気につながってくる。
点と点がつながる
あ、あの「声遊び」は此処につながるためにやっていたのか。そうだったんだ!と半ばショックを受けるだろう、、、これがいわゆる、、、
アップルの創始者スティーブ・ジョブズが言う「点と点がつながる!」という人生の不思議だ。ジョブズはコネクティング・ドッツ(Connecting Dots)と呼んだ。
ジョブズの教え
残念ながら、今やってるこの作業が、未来のどういう「点」につながっていくのかは、現在は分からない。
未来から、振り返ってみないと、点と点をつなぐことができないのだ。未来になって、それが終わってみないと分からないからだ。だから多くの人は挫折する。
カリグラフィー
スティーブ・ジョブズ自身は大学を実質上中退したのに、その学校にあるカリグラフィ(花文字・飾り文字)を描く授業だけは受け続けていた…何のためかも分からず。それが将来、マックの「フォント」になったのだ。
今やってる「なんでワシこれやってるんだろう?」という謎の行為は、未来のあなたの成功へと確実につながっている。
なんだか分かんないけどコレをやりたいんだ!
という意味不明のやる気をもたらしてくれることがあったら、それは「点」となって、未来の成功に導いてくれる何かだ。
イケボの落とし穴
私は本当に10人並みの声だった。いやそれ以下だったろう。
ところがだ!!!
もともと美声の人は、あまり声が変化しない。美声を捨ててまでアホな声出すのが嫌なんだろう。バラエティとかやっても大した表現力が身につかず、同じ声ばかりで仕事する。そこに声業界のスキマがあった。
ジェットストリーム
初めて城達也先生(ジェットストリームの)にお会いしたとき、こんなに美しい声の人って地球に存在するんだ〜、とため息が出た。と同時に自分の声帯からこの美声が出ることは、ムリムリ!というより、想像すら出来なかった。
でも私は諦めなかった。
日本語だけじゃなく英語の発音から練習してみた。徹底的にやった。だから今はどうやったらあの声が出せるのか分かる。
FMの美しいナレーションに酔いしれていた少年の頃の「点」は、ついに今の声の仕事につながったのだ。
未来を信じる
今やってる、、、全く役に立つかどうか分からない作業は、未来の成功に必ずつながっているのである。そう信じるしかない。信じ切るしかない。
あなたは必ずイケボになる。必ずプロのしゃべり手になる。何年かかるか知らんが絶対になる。
だからお願いだ。信じて練習を続けてほしい。
相変わらず「お弟子さん」を持つと夜も眠れない
〜Stay hungry, stay foolish
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