木村匡也(きょうやブログ)ThePowerOfVoices

きむらきょうや(木村匡也)のブログ・ナレーター 声で生きる

話し方とは伝え方:プロの伝え方の8割は声です。人前で話す声を変えれば伝わる!

学校や会社での発表、つまりプレゼン、人前でのスピーチ、結婚式の挨拶、そういうの嫌いな人いませんか?苦手な人いませんか?わかります超わかります。私も嫌いでした…めっちゃ嫌いでした。

 

 

 

でも出来た方がスゴイいいんです。めっちゃ役に立ちます。話し方が上手になれば、伝え方が上手になります。伝え方が上手になればビジネスに応用できます。それができるようになったら食べていけます。YouTubeの人気者にもなれます。私はなってませんがなれます。どうっすか?話し方の練習しませんか? 

 私はものすごくキライだった

人前で喋るのが苦手だった頃、もう心臓はドキドキ、頭皮の中で汗がジワーっと吹き出して、喉はカラカラ。終わってからガーンと打ちのめされて、本当にイヤでイヤでしょうがありませんでした。スピーチのストレスってかなり健康に悪いですね。なぜ?私アメリカの大学でスピーチを叩き込まれたんです。

 

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トラウマになった米国のスピーチ授業

アメリカの大学ではプレゼンは必修科目です。もうどんな授業でも研究発表・プレゼンテーションをやらされます。日本でも最近ではよくやってるみたいですね。必修科目かな?昭和の日本にはありませんでした。でアメリカに留学したらびっくり!ビジネスメジャー(商業専攻)の学生は全員スピーチが必修だったんです。ビジネスメジャーってものすごいたくさん(一回の授業千人くらい)の学生がいますので発表するときは百人〜数百人の前でプレゼンですよ。しかも英語で。こりゃ日本は負けるわ!ってか、こんな陽気な奴らに勝てんわ〜と暗い気持ちになりました。

 

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あれから35年くらいたったんですが、英語はもうだいぶ忘れましたが、スピーチをやらされる恐怖はまだ生き生きとよみがえって来ます。だってアメリカ人って面白くないと「ちっ」とか舌打ちするんですよ。もしスピーチの途中で終了のチャイムがなったりしたらその瞬間、教科書とノートをとっととバックパックに入れて立ち上がります。わざとドッタンバッタンとでかい音を立てて帰っていきます。これまじでブーイングより精神的にダメージでかいですよ、本当に。

 

ただやらないといけなかったんです。もう私にはそれしか選択肢がなかったんですよ。で、必死でやりました。だいぶ遠回りしました。星飛雄馬のねーちゃんみたいに影で泣いてました。便所メシですよ毎日。だからあなたにはなるだけ近道を通ってプレゼンの達人になって欲しいです。

 

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まず、一番最初に絶対に知ってもらいたいことがあります。それはプレゼンが怖い人は、「思い違い」をしてるからなんです。言葉は悪いですが、あなたのカン違いがあなたを緊張させてアガらせているんです。原因はあなたなんです。

 

こんな思い違いをしてません?

 

・スゴいスピーチをしなければいけない。

・感動させるスピーチをしなければダメだ。

・間違えたらいけない、間違えたら恥ずかしい、

・途中で文章が飛んでしまって、3秒くらい頭が真っ白になって沈黙してしまったら、もうタヒぬしかない

 

 

これ、ぜーんぶあなたの思い違いです。

 

聞いてる人はあなたに完璧なんか全然求めていません。求めてる訳がありません。あなたが失敗したら、「あー分かる分かる」って思っています。もし不幸にして頭が真っ白になって2、3秒沈黙してしまったら「頑張れー」とか言ってくれる人いるでしょう?あれなぜ言うのか考えてみてくださいよ。 

 

みんなスピーチが怖いんですよ!

 

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アメリカ人でもアガる人は怖いのだ


 

聞いてる人も今は聞いてる安全地帯にいますけど、いつ自分がスピーチやらされるかその恐怖を知ってるんです。

 

ごく稀に先天的にスピーチの上手な人がいます。私はプロだから生涯に二人くらいそういう天才をみたことがあります。でも多分100万〜300万人に一人くらいですよ。あなたが出会う可能性は非常に低いです。無いのと同じくらいです。そんな天才はもう例外としてカウントしません。では、それ以外のいわゆるスピーチが上手い人は、なんてこと無いんです。何回も何回も経験と練習を積んだ「努力の人」です。だからあなたと一緒のタダの人なんです。

 

プロは伝え方が8割

でも、どんなにスピーチが上手い人でも、その内容まで覚えてないでしょう?これがスピーチが上手い人の落とし穴なのです。技術だけが練習によってうまくなっているので、プレゼンを聞いたときは感心して「うー面白かったな」ってなります。でもハナシの面白かった人の話した内容はだいたい忘れてしまっています。伝え方の考え方が違うんです。

 

 

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私の番組「電波少年」とか「めちゃイケ」とかもう何年も経っているのに覚えてる人がたくさんいます。もちろんスピーチとは違いますが、岡村さん他メンバーたちの爆笑シーンと共に私の声まで覚えてる人がいるのです。私たちプロは徹底的に勉強させられました。伝えるそして記憶に残る話し方です。

 

伝える声が違うんです

正直言うと伝える声のレベルまで行くのはかなりハイレベルです。日本トップのアナウンサーとか声優とかの域です。そんなレベルじゃなくてベーシックでいいのです。話し方がうまくなれば人生でとってもイイことが起こります。身につけておいて損はないです。

 

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話し方の上手なマロさん元気かな?

  

話が上手になったら!こうなる

1、テレビのナレーター、アナウンサー、になれます!はっきり言ってこれがぶっちぎり一番大きな最高峰の結果でしょう。お金と名声が一気に入って来ます。もちろん奥が深い世界なのでプロでも油断してると蹴落とされます。

 

2、人気ユーチューバになれる。

今はこれでしょう。youtuberとしても再生回数が増えて人気ユーチューバーになれます。人気のユーチューバーはみんな話し方が上手ですね。人前で話すやり方と少し違いますが、話し方がとっても上手です。でも気づいてください。何千本に上がっている彼らの初期の動画…その最初の方はどうでした?全然下手でしょう?口ベタのボソボソ言ってる変わったやつなんですよ。でもちゃんとうまくなってる。だから最初から話し方の上手い人っていないんです。あ、ちょっと脱線しちゃったっすね。ごめんちゃい

 

3、そして「話し方の講師」としても人気者になれる、

テレビやYouTubeだけじゃないんです。生身の人間対人間でプレゼンってまだまだ必要なんです。数十人、数百人、数千人、の前で相手に「伝わる」話をすることって十分お仕事になります。それで稼いでる人もたくさんいますよ。

 

年収1千万超えるのはそう大変ではありません。

 

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人気ユーチューバーってなるのが大変でしょ?人気ユーチューバーにならなくても数百万、数千万、が手に入るのです。

 

それほど、世の中には「話し方を知りたい、上手に話せるようになりたい」というニーズがあるのです。

 

一瞬であなたを達人にするのは…

でも、一発であがり症がなくなってしまう魔法はありません。残念ながら、どんなにググっても一発であがりが解消する方法は出て来ませんでした。多分ここ数日で日本と海外の300くらいのサイトを見て来ました(疲れたゼ)でもまだそんな方法は開発されていませんでした。ですから敵も同じ土俵の上です。なんだよ、ちぇ!ってスネないでください。

 

ただ今、すぐにでも「お、こいつのプレゼンはちょっと違うな〜」と印象付ける秘策はあります。それは「声」!声を変えることです。

 

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結局「声」がいいのが強い

落ち着いた声で話す

プレゼンというのはビジネスでは相手にものを買ってもらうためのトークです。買ってもらいたいから話すんです。するとどうなるか?声が力(リキ)んでいる声になってしまいます。しょうがないですよね。伝えたいんですもの。伝えて、商品の良さを分かってもらって、で買ってもらいたいんです。だから声が大きくなります。力が入ってしまいます。うわずって声がひっくり返ったりします。笑われますね〜恥ずかしいですね…これがなかなか印象に残らないんです。

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伝え方の最重要項目

相手に伝えるための最重要項目は「落ち着いた声」で話すことです。体に自分の声が響いて反響している、リラックスした時に出る、心地よい声で喋ることです。世の中たくさん話し方教室があって話し方の先生がいますが、全員絶叫タイプです。怒鳴りまくっています。声が大きすぎます。正直あの声で伝えると内容が頭に残らないのでは?と心配しております。

 

あなたはリラックスしたいい声を出せるように練習してください。

 

最強の補足武器は!

笑顔なんです。笑顔を出来るだけ「見せるように」してください。エガちゃんです。笑顔ってあなたが思うよりパワーがあるんです。よく目と目を合わせて喋りなさい!アイコンタクトをしなさい!と言う先生がいますが、それが怖いからスピーチが出来ないんです。目を見たら怖いですよね?目なんか見たら凹んで喋れませんよ。だから、見てるふりしてください。目を見ないようにして「笑顔を振りまいて」ください。目なんか見たら石になりますよ。

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この笑顔には勝てないぜ!



まとめ

人前で喋るのが怖い人。よくわかります。でもこれからの社会人前で喋ることが必修科目です。一発でうまくなる方法はありませんが、はじめの一歩として、一日ちょっと(1、2分)の練習で驚くほど印象的な話し手になれます。まずは声をリラックスした話者になりましょう。そして怖い時は「満面の笑顔」を見せつけましょう。プロの伝え方は声です。声が8割を決定づけます。

 

 

また続編を書いていきますね

あなたが話の上手な人になれることを祈って

 

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