木村匡也(きょうやブログ)ThePowerOfVoices

きむらきょうや(木村匡也)のブログ・ナレーター 声で生きる

昔TVネットをバカにしてた→ネットはデモより効果的

ネットで騒ぐとデモより効果ある

ざっくり言うとだよ!

最初テレビ業界はネットを見下していた。ネットで見たなんて言うと「なんだよネットかよ?」ダメだ、信用出来ないとなった。そのソース(源)がネットだと言った瞬間、議論はおしまいになった。

 

フジテレビ抗議デモ

2011年ごろフジテレビにデモ抗議が起きたとき「くそ、なんでうちに来るんだよ!?」と社内では言ってたらしいが、、、もしそういう空気が事実だったとしたら「え?そんな意味も分からないって、TV界はネット事情にかなり疎いな〜こりゃ!?」と思ったものだ。

ワシはバラエティ班なので、報道の人たちは違う感覚であのデモをみていただろう。ただテレビがネット民の感覚をこんなにも知らないのは、なんじゃこりゃ、と思ったのだ

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だめだこりゃ!


そのデモよりも「効いてるな」と目に見えるくらい分かったのは、スポンサーへの凸電!凸メール!だった(個人の感想ではね)テレビ局になに言っても取り合ってもらえない。じゃあ金を出してるスポンサーに文句言おう!

 

あれは「そうとう効いているな〜」と感じられた。(もちろん異論は認めるよ)私の目にはそう見えた

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ヒィーー!もう電話でのクレーム受付はやめます!

テレビ局の判断ミス

ざっくりいうとだが、これは明らかにTV側の判断ミスだと思う。ネットを見くびっていた判断ミスと、ネットの分析を間違っていた判断ミスだと思う。

 

ひろゆきはとっくの昔から知ってる

ひろゆき氏の発言「ネット上で騒ぐと下手にデモよりよっぽど効果があるということが分かった」と言うのは10年くらい前から「こうかはばつぐん」な部分はもうすでにあった訳で…

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ま普通に分かってましたけど

今回たまたまそのコメントがニュースになっているが、ひろゆき氏はとっくの昔から気づいてはずだ。

 

筑紫哲也

「ネットは便所の落書きだ」と言ったのは筑紫哲也さんだが(1999年)ちょっとこの全文を探してもう一度読みたいのだが、見つけきれなかった。確かにあの頃、筑紫哲也氏のこの便所発言がめちゃくちゃ批判されたが(ネット上で)、ネットも良いネットと、むちゃくちゃなネットがあったのも事実だ。

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描きながら、懐かしいな〜このお顔と思う


当時のネットには

 

事実をちゃんと書いているネットと

 

人の住所や顔写真は晒すわ、個人情報ダダ漏れで誹謗中傷するわ、悪口雑言、ひどいのは殺害予告までやってた。

 

そういう無法地帯な部分を「便所の落書き」と呼ぶ感覚は分からないでもない。筑紫哲也氏の全文を持ってる人、いませんかね?

 

というのは、筑紫哲也の便所発言以降、「ほら、あの筑紫哲也さんが言ってるんだよ」だからネットの発言なんて相手にする価値すらないんだよ〜という筑紫哲也の虎の威を借る狐がゾロゾロ出てきた空気があったんだよな〜

 

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のちこいつらの一部がマスゴミに!

 

橋下徹の反撃

さっきも言ったが、テレビの中では「それネットでしょ!?」という言葉は、ネットニュースを1発で葬ってしまう破壊力を持っていた。これに反撃したのが橋下徹だった。

 

不用意に橋下徹に「え、橋下さんそれネット情報でしょ?」と言ったニュースキャスターに、橋下徹は猛然と噛み付いた。

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ちゃんと勉強してこい!

ネットでもちゃんと事実が書いてあるんだからいいじゃないか。たまたま見たのがネットだったってことで、それが事実ならどうするんだよ?

 

じゃあなにか?事実はネットに載せたら、もう引用することすら出来ないってことか!?おかしいだろう(一言一句が正確ではないがこのような内容)

 

ぐうの音も出らんな!!!

 

本当に「不用意に」橋下徹をバカにしようとした、その浅はかなニュースキャスターはコテンパンにやられた。橋下さんってのは口が立つんだから、よしゃあいいのに、ふふふ、と思いながら、そうか!と気づいた

 

「それネットでしょ?」と言われて完全否定されたら、「ネットでもちゃんと事実が書いてあるんだからいいじゃないか!」と橋下風に反撃すればいいんだな、と分かった。ここら辺は個人個人で違うでしょうから、ワシ個人は橋下徹の反撃からネットニュースの扱い方が変わった感覚がする。

 

今ニュースはネットでみるものだ。ネットのニュースをバカにする傾向はほぼ無いだろう。だたゼロでは無い。オールドメディア?の内部に今でも「おい、それネットだろ?」とまだ言ってる人がいることは想像できる。

 

しかもそういう人がまだ決定権をもつ立場にいるんだろう、と想像する。

 

 

インタビューを捏造・改ざんされた

最近よくあるね〜こういうメディア側の勝手なはめ込み・切り取りで報道被害にあったというニュース。PCR検査について語った医師の言葉を真逆に使っていたテレビ朝日は謝罪した。

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報道被害にあった澁谷泰介医師

SNSで反撃されたらすぐにバレるのに、なぜやるんだろう?そんなこと言ってない!テレビ局は私の発言を歪曲している、と書かれたら拡散が始まるのに、、、どうしてそんなことも分からないんだろう?平気で歪曲をし続ける。

この感覚!

この感覚〜あの判断ミスを思い出す

今から10年くらい前の、テレビがネットを完全にバカにしていた頃の、あの空気感を思い出す。

 

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こちらのストーリーに合うように切り取れ

まず最初にテレビが作ったストーリーがある。それに合うようにインタビューを切り取って貼り付ければ、やらせじゃないでしょ?本人が言ったままを使ってるんだから…

 

そういう感覚はオワコンなのに、、、まだやる?

 

テレビが「また」判断ミスを起こさないことを願っている。

 

一応テレビの中の人間なので